一年の学習計画表

先日、残っている課題についてここでまとめたら、残った課題について具体性が出て非常にモチベーションが上がったので、調子にのって課題内容と、いつそれをやるかという計画まで立ててみます。

というのも2月に「演劇概論」と「戯曲論」をまとめて片づけたんですが、やっぱり同じジャンルの勉強は、まとめてやったほうが理解できるんですよ。演劇概論は1年次の履修科目で戯曲論は3年次のなんですけどねー。なので、「今月は文学」「今月は美術」といった具合にまとめて取り掛かることにしてみます。


◆3月
 中途半端に放置してる文学の7課題をまずやっつける。

・言語芸術論(1600字)
1. 芸術という営みを成り立たせている要素(創作/作者、作品、鑑賞/鑑賞者)について理解したことをまとめる。
2. 言語芸術の媒体(素材)である言語や文章が創作、または作品に対して働く力や働き、役割について論じる、または、なぜ人は作品を書くこと読むことに惹かれるのか、突き動かされるのか、言語や文章との視点から考える。

・詩論(下の4つから2つ選択、1200~2000字)
1. 韻文詩から散文詩への移行の要点を、具体的に作品を引用しながらまとめる
2. 詩と、映画/音楽/小説のいずれかの関係について、前半テキストの内容をまとめ、後半は自由に論じる。
3. ボードレールコクトーについて、コクトーのポエジーを中心に詩学的観点から論じる。
4. ボードレールからはじまる現代詩、という概念を出発にして、好きな詩人について自由に論じる。

・文芸概論
1. 永井荷風にとってのフランスおよびパリの存在意義(1400字)
2. 濹東綺譚の「私」という主人公設定の特徴について、他の私小説の相違点を中心に、書き方の面から説明する(1400字)
3. 永井荷風という作家の生涯を通じての音楽との関係と、荷風作品中の音楽の書かれ方を、それぞれ1000字程度にまとめる。


◆4月
 花粉症のつらい時期なのでライトなやつだけ、7単位分。

・デザイン学概論(3000字)
教科書中でもっとも関心を持った項目について自分の考えをまとめる。

 ・大衆芸能論(2800~3200字)
1. 落語の魅力について具体的な演目を引用して述べる。
2. 注目している漫才コンビを3組あげて理由を述べる。

・ビデオ映像制作論(字数指定なし)
1. 他の表現手段と異なる映像の特質について経験をふまえて考察する。
2. 自分の見た映像作品の創意工夫や欠けていた点を考察する。
3. サウンドの役割について具体的に述べる。
4. 編集について、効果を含めて考察する。


◆5月
 夏の間に試験を受けられるように、試験に必要な単位と、漫画原作。創作があるので少なめの5単位。

生涯学習(1400~1600字)
1. 生涯各期の学習の特徴を述べる。
2. 生涯学習推進の施策における社会教育施設の役割をまとめる。

 試験(下の中からどれか1つ)
1. 障害学習社会構築の必要性とは
2. 学歴社会がもたらした弊害とは
3. 学社融合とはなにか
4. 社会教育の範囲について
5. 高齢社会の在り方について

・放送脚本演習(1400~1600字、自筆のみ)
1. 30~45分のオーディオドラマの企画書
2. 60分のテレビドラマの企画書

・キャラクター原論
漫画あるいは漫画原作7ページで自分なりにキャラクターを起てる。


◆6月~8月
 3ヶ月で司書資格課程の20単位をやっつけると共に、試験をばしばし受ける、あとスクーリングに行きまくる。8月は毎週試験か授業だろうなー。

・図書館総論(4つ+試験)
・図書館サービス論(2つ+試験)
・情報サービス論(4つ+試験)
・図書館資料論(2つ+試験)
・図書館資料論Ⅱ(2つ+試験)
・資料組織概説(2つ+最終課題)
・児童サービス論(2つ+試験)
・図書館情報技術論(2つ+試験)


◆9月
 涼しくなってくるので美術関連をまとめて8単位。

・現代美術論(1400~1600字)
1. 美術館で展覧会を見て、展示作品の中から現代と対照する要素を見出し記述する。
2. 美術館や画廊で、いま生存している作家の作品をみて、その作家の作品や考え方が現代とどのように照応しているか記述する。
3. アンディ・ウォーホールについて美術館や図書館で調べて感想を書く。
4. 自己と現代美術について記述する。

・造形原理(1400~1600字)
1. 西洋美術の原理についてまとめ、マグリットウォーホールがどのようにしてそれらと断絶したかを述べる。
2. 精神分析における対象aの理論の観点からセザンヌ、ボロックの作品とヒッチコックの映画について述べる。
3. 運動としての映像(知覚、感情、行動)について要約し、ヒッチコックの映画がそれに対してどのような意味で批判的か述べる。
4. 思考に於ける徹底操作と、制作に於ける二重の転倒について述べ、その観点から現代美術の作品を論じる。


◆10月
 引き続き美術と、愉しそうな比較文化で8科目。卒制をがりがり書く。

・美術論
1. 古今東西の絵画から自由に2点を選んで比較し、相違点を論じる(2400字以上)
2. 自分にとっていまもっとも現実的な政策上の問題があるとして、その問題を解決すべき糸口を美術史上の一作品または一作家に求め、その作品または作家を取り上げつつ対照し、その問題を論述する。(2800字以上)

西洋美術史(2800~3200字)
1. 人間はどのように表現されてきたか。
2. 現実の世界は造形的にどう扱われてきたか。

比較文化(1400~1600字)
1. 民族と文化について、自分の意見も含めて述べる。
2. 文化概念の展開について述べる。
3. 「遊び」の文化について自分の意見も含めて概説する。
4. キリスト教と仏教の本質を比較概説する。


◆11月
 映画の月、8単位。そして卒業制作が大詰め。

・映画と文学(1600字程度)
1. 映画と小説/戯曲との関わりについて論じる。
2. 映画界と関わりの深かった小説家について論じる。
3.  〃          劇作家
4. 小説と映画化作品の違いを論じる。

・映画史
1と2. 1952年頃までの指定映画から2本観て、作品分析とその時代の映画界の状況をまとめる。
3と4. 1952年以降2000年の指定映画  〃


◆12月
 スクーリングもあるし小説だけ、4単位。卒制終わらせる。

・小説論(下の4つから2つ選択、1600~2000字)
1. 「小説とは何か」について、生成の歴史を知り、小説の要素も考えながらまとめる。
2. モームの十大小説のどれか一作を読み、内容と小説としての特色を示しながら、近代小説の具体相について論じる。
3. プルースト、ジョイス、カフカムージルブロッホトーマス・マン、フォークナー、ヘミングウェイサルトルカミュ他(上記に限らず一ないし二作家を自由に選ぶ)の主として二十世紀前半の欧米小説作品を取り上げ、紹介しながら、二十世紀小説の展開と変貌について考察する。
4. 日本の現代小説の諸相について、戦後の小説作品を取り上げ、紹介しながら考察する。


◆1月
 ラスト! スクーリングとともに、小難しそうな4単位。

・芸術批評論(1と2は必須で3~7の中から2つ選択、1200~1600字)
1. 映画、演劇、音楽の作品からひとつ選んで批評文を作成する。
2. 絵画、彫刻から(同上)

3. 映画評論はどうあるべきか論じる。
4. 好きな戯曲を選び、どこがどのように面白いか具体的に説明する。
5. 音楽の本質について論じる。
6. 窓を描いた絵画を選び自由に批評する。
7. 高村光太郎の彫刻論と彫刻批評について論じる。

2/5までにすべての課題を出さないといけないので、これで終わり。
取らぬ狸のなんとやらにならないように、ここでまた逐次報告させていただきますので、よかったらお付き合いください♡