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ホワイトデーにお返しなんて、すごく欲しいです

3年前に書いたものをぼんやり読んでいたら「ホワイトデーにお返しをしてくる男は絶対にいやだ!」って書いてて、なんか胸がぎゅっとなりました。わかるひとにはわかることだろうけど、こんなのは単なることばであって、ホワイトデーにお返しをもらうことは、当たり前ですがとてもうれしいですよ。と書けるくらいに、わたしも大人になりました。すごい。

しかし、わたしはずっと、ホワイトデーにはお返しを絶対するなと云いつづけてきました。おかげでほとんどお返しをもらったことはありません。そして毎年「はあ、今年もホワイトデーにお返しを全然もらえなかったな……」としょんぼりしていました。どうだ、すごいだろう!! 面倒くさいだろう!!

欲しいくせにどうして要らないアピールをし続けたのかというと、それはまあ、はっきりいって男を量ってたからですよね。男の人間性とか、価値観とか、思いの丈を、そういうことで量ろうとしてたわけです、「あいつ要らないって云ってたから買わなくていいや」っておもわれたなら、それはもう、その程度の想いだし、その程度の自分だし、その程度の男だから、と。ホントはね、「お前が要るとか要らないとか、欲しいとか欲しくないとかじゃないの、俺が買いたいから買ってきたの」ですよ、欲しいのは。「そもそもお前に俺の行動を決められるわけないじゃん、無駄なんだけどそのアピール、バカじゃねーの(笑)」ですよ、欲しいのは……!!! はい面倒くささ無限大!!! ていうかなんだそれ、乙女ゲームのやりすぎだよバーカ!!!

そんなわけで毎年、それはもう猛烈に要らないアピールをしましたよ。「ええ~悪いからお返しなんか全然いいよぉ~!」みたいのだと、実は欲しい感満載じゃないですか。そんなんじゃダメなんです。「日本の男たるものホワイトデーにお返しとか最悪、はっきりいって気持ち悪い、百年の恋も覚める」くらいのことを云ってましたね。そのくらい云ってたから、まあもらったことはほとんどありませんよね。当たり前ですよね。ハードル高すぎて誰も超えてこない。乙女ゲームにしか相手にしてもらえない。痛い……痛いよ……。

まあ、ていうかね、もしわたしが男子だったら、はっきりいって面倒くさいとおもうんですよ、ホワイトデー。そりゃ相手に因っては、何をあげようかな~ってワクワクできて愉しいとおもうんですけど、もしそういう相手が「日本男児たるもの……」なんて云ってたら「うるせー、俺はお返しがしたいんじゃボケ!」って云うか、「ホワイトデーがイヤなら、ホワイトデーとか関係なくプレゼントする」かのどっちかになるじゃないですか。そのどっちかが欲しいねん! でもそこまでの相手じゃなかったら「あいつもああ云ってるし、返さなくていいか~」ってなりますよね? わたしは、いわば相手に、返さない言い訳をあげてたつもりだったんですよ……!! いやまじで。やさしいな~わたしって、っておもってましたし。いや、いまもおもってますよ。やさしいじゃん、わたし。でもなんか、それを読んでたら、すっごく可哀想になってきてしまいました。こういう試し方するヤツって、たぶん「わたしはイイ女だから、こうやってアピールしてても、この高いハードルを乗り越えてお返しを貰えるはず!」っておもってるんですよ。それがひとつももらえないっていう……もしかしたら、ひとつもお返しを貰えなかったら哀しいから、それを予防するために、自分への言い訳をしてあげていたのかもしれません。ああ、マジで可哀想だな。

そんなわけで、おもわずネタばらしをしてしまいました。もうバレンタインに贈り物をしたりもしてないし、過去のことだからいいよね!