【祝】お部屋決まった

みなさん、どつかれさまでした((c)どつかれてアンダルシア)。

住む部屋が、ようやっと決まりました。不動産サイトで物件を見始めてから、なんと9ヶ月も経過していました。笑うしかない。まあ、どっちにしろこのくらいの時期まで契約はできない前提ではあったけど、それにしても!!! というわけで、今回の物件探しを振り返ってみようとおもいます。

あ、ちなみに、がくちんのことについては、またゆっくりと、書けるかんじのときに、しっかりと向き合うので、いましばらくは書きません。やっとのことでがくちんが死んだってことを自分の中に取り込めてきたところです。どす黒い感情をどす黒いまんまで書くことは若い頃にしかできなくて、それはそれでわるくなかったけど、もうわたしはそんなことはしない。したくても、できないんだ。がくちんはそういうの好きだったけど、ごめんねがくちん。わたしはあなたのたどり着けなかったところまで、ひとりで行くつもりです。あなたはわたしがずっと行きたがっていたそこで、のんびり待っていてちょうだいね。


今回の引っ越しに於いて、最初にアクションを起こしたのはいつだろう……とメールボックスを振り返ってみたところ、去年の4月に早くも不動産屋さんに問い合わせをしていました。え、なにこれちょっと早すぎない?? とおもって昔書いたやつ読んだら、卒園を待たずに家を出て息子と二人暮らしをする話が出ていたのでした。忘れてた。

そういえばあったなそんなこと……。わたしの昼勤務が始まって、生活サイクルがガラッと変わったのに、家主さまがまったく生活を変えないから、わたしがしんどくなりすぎて鬱になりかけていたのでした。

(ここからどうでもいいその頃の話)
それまでは、わたしの勤務時間が15~23時だったため、息子のお世話に関すること(保育園のお迎え、夕ご飯、お風呂)は主におばあちゃん、おばあちゃんちにお迎えに行くのは家主の役割で、わたしは朝8時過ぎに起きて、9時くらいにのんびり息子を保育園に連れて行き、犬の散歩をたらふくやって、洗濯したり図書館行ったり録画のお笑い観たり、ひとりの時間を2~3時間満喫して、14時くらいに悠々出勤する生活が2年続いていました。

ところが、昼勤務開始とともに生活が一変します。朝5時半に起床し、シャワーを浴びて化粧して犬の散歩行って、7時前に息子をたたき起こして大急ぎで飯を食わせ、7時半の開園と同時に保育園に息子を預け、8時の電車に飛び乗って17時まで仕事をし、18時に保育園にお迎えに行って、買い物行って夕ご飯作って風呂に入れて寝かせる、という毎日になりました。録画してたお笑いを観る時間なんか、ほんと1分もない感じで。

結果、おばあちゃんの負担を減らすことができたのはほんとうに嬉しかったのですが、家主さまの負担もなくなって、それどころか家に帰れば夕飯ができてて風呂がわいている生活になったわけです。ああこれで家主さまの負担も減らせてよかったわ、と思えない自分の浅ましさと言ってしまえばそれまでですが……「なんでわたしばっかりこんなにしんどいんだ!!!」とブチ切れてしまいました。

そんで、それまでは昼のひとり時間でやっていたちょっとした雑事を、家主さまにもやってくれと頼んだわけです。や、頼んだっていうか「やれよテメーもよォ!! おかしいだろ、オラァ!!」って感じでしたけど。洗濯物を洗濯カゴに入れるとか、ペットボトルのラベルを剥がして資源ごみのゴミ袋に入れるとかそんな程度なんですが、家主さまができないんです、そういうことを、昔のわたしのように。あと、静かに階段を降りるとか、そういう些末なことがとにかくできない。そんでまあ、四六時中わたしはイライラして怒鳴り散らして、家主さまも参っちゃって、もう別々に暮らそうぜ……という話になった次第です。

その後、ブログを読むに、おそらく家主さまが雑事や家事をがんばってくれていたらしく、卒園まではわたしもなるべく怒鳴り散らさない、家主さまもできることはやる、という話になったのでした。たぶん(覚えてない)。

で、夏の間はあんまり物件チェックしてなくて、9月からまたがしがし問い合わせを始めてみるので、また家主さまと喧嘩になって「もう卒園まで待てない!!」ってことになったんだとおもうけど、結局そういうことを何度か繰り返したのでしょう……。学ばないふたり。
(どうでもいい話ここまで)

9月はひたすら川口を見てました。東大までドアトゥドアで60分以内、6万円台ですしね。交通費が高いけど職場に支給してもらえるし、東川口駅などはのんびりしつつ便利そうで、とてもよかったわけですが……11月に入って、東大勤務が続かなさそうだ、ということに急になって、いろんなプランががらがらと音を立てて崩れました。いままでの何だったの! 的な。川口けっこう歩いたしなあ。小学校もいくつか見たんですが、東大勤務がなくなるなら埼玉は除外だな……ということで、一気に範囲を広げてあれこれ探しました。

最初に物件を見に行ったのは橋本。7万円台でけっこうよかったんですが、あまりにも未知の場所で、新しい生活新しい仕事新しい小学校、土地勘もまったくなく、誰も知り合いがいない、という状況は、わたしも不安だし家族も心配するよな……ということで、最終的には母の家に近い横浜か姉の家に近い調布の一騎打ちにしました。が、調布は駅からバスが必須であること(徒歩圏内は高くて借りられない)を考えると、交通費が高くついてしまうし、家賃もけっこう高めなので、結局横浜に絞ることにしました。

横浜では、上大岡から始めて、上永谷、井土ヶ谷、蒔田、黄金町、弘明寺、新羽などブルーライン圏内をがつがつ内見して行きました。ずっと住みたかった本牧も4軒ほど見ました。ブルーラインはただでさえ交通費が高いので、1ヶ月で1万円くらいはさらっと交通費でなくなりました。休みを全部つぶして、朝から晩まで物件から物件へ、不動産屋から小学校へと、歩き続けました(マジで)。

お部屋を見た数:23部屋
外からチェックだけした部屋数:12部屋
連絡した不動産屋:42社
実際に会った不動産屋:14社

不動産屋は「他の不動産屋が取り扱ってる物件も含めてすべて紹介できます」とよく謳っていますが、わたしはおすすめしません。自社が紹介できない物件を「もう募集が終わってました」とかいって除外させたりします(実際されたので、けっこうへこんだ。信じる気持ちを裏切るようなことをするのは、よくないとおもう)。

それに不動産サイトに掲載されているのは、その会社が掲載料を払っている物件なわけですから、それを他の会社に紹介させるというのは、わたしは気に入りませんでした。なので、あくまでも掲載している不動産屋にお願いしていたため、普通よりもお金も時間も手間もたくさんかかりましたが、これでよかったと思っています。

見ても見ても「うーん、悪くないんだけど、ここがなあ……」という微妙に気に入らない物件ばかりで、二度ほど「わたしの出せる家賃と初期費用では、理想の物件にはきっと巡り合えないんだな。もう妥協してしまおう」と挫けかけ、一度は申込金として1万円払ってきたこともありましたが、いやいややっぱり……という気持ちを拭えず、1/23の月曜を最後の内見と決めて、この日に見たところに運命のお部屋があったのでした。……あぶねえ。

最終的に決めた駅がどこかは不特定の方々の見てるブログには書きませんが、環境(駅・お店・小学校など)、部屋(設備・広さ・築年数など)のどちらも妥協することなく希望に合った部屋を見つけられました。その分お家賃は上限ぎりぎり目一杯になってしまいましたが……やっぱり最初に自分で書いた通り「無理なく出せる範囲の上限ぎりぎりで探すのが一番早い」ですね。


では、最終的に決まった物件について、ちょろっと書いておきます。
順番は、「お部屋の条件2016秋」の優先順位にあわせてみます。

◆家賃
 ひみつ(上限ぎりぎり!)
◆エリア
 ブルーライン+バス。徒歩でも17分くらいなので普段は歩くとおもう。
◆小学校
 ネットで読める学校だよりの、校長先生のメッセージがとてもよかった。
 塾に行かなくてもしっかり勉強できるようなエリアにしました。
◆造り
 さいごまで鉄筋コンクリートを諦めなかった。
 プレキャストコンと鉄骨でかなりいい部屋もあってすごく迷ったけど、
 妥協しないで探しました。まあ造りの問題だけじゃないのは百も承知で。
 下階に迷惑をかけないために、子どもの部屋とリビングには防音マットを
 敷き詰める予定です。たぶん10万円以上かかるので、少しずつ。
◆設備・階数
 2階なのが唯一悩ましいポイントではあるけど、もうよしとした。
 TVモニターつきインターフォンがあるから息子さまも安心しているし、
 わたしの払える家賃だとエレベーター付きはなかなかないので、
 2階くらいのほうが楽ちんだし。引っ越し費用もかからないしね。
 ウォシュレットは後付けする、エアコンは……夏になったら考える。
 独立洗面台と追い炊き機能は付いております。
◆向き・日当たり・眺望
 南南西くらいの方角に、でっかい吐き出し窓が、リビングにひとつ、
 つながったダイニングにひとつ、隣の和室にもひとつ。
 反対の北北東の洋室に、大きい出窓がひとつ。目の前に建物がある
 ということもなく、交通量の多い道路でもなく、ばっちりです。
◆環境
 最寄りのちいさいスーパーと、大きい薬局までは、徒歩5分。
 割とちゃんとしたスーパーまでは、徒歩8分。
 雨の日はバスでも行けて、バス停まで2分、2停留所。
 コンビニは150mくらいで近い。前コンビニ近くに要らないって書いたけど、
 ちょっと牛乳、とか卵、ってときは使えるのでやっぱりありがたいかも。
 あと図書館が最寄り駅にある(これがでかい!!)、すごくでかい公園まで
 徒歩10分くらい、ミスド大戸屋まで歩いて行ける(でかい!!!)。
◆築年数
 昭和56年に建築基準法の改正があったので、ざっくり築35年くらいまでで
 探してましたが、築31年というお部屋で決まりました。室内綺麗で問題なし。
◆広さ・間取り
 内見したり外から見たりで足を運んだ35部屋のうちで、一番広いです。
 こんなに広くなくていいんだけど……と思いつつ、やっぱりLDK欲しいし、
 息子の部屋ひとつ欲しいし、そうするとわたしに荷物どこに置くの?って
 なって、結局2LDK欲しいよね……という結果に。

 息子の部屋:ロフトベッド、絵本棚、衣類の棚、おもちゃケース。
 わたしの部屋:本棚×2、衣装ケース、ハンガーラック、カラーボックス?
 リビング:テレビ(と台)、PC?……ほかに何だ?(ソファ嫌い)
 パソコンはリビングなのかわたしの自室なのか、どっちだろう……。
 なにをどこに置いていいものやら、まだイメージできない……。

こんな感じでしょうか。初期費用は、敷金1ヶ月のみ、礼金なし。さらにフリーレントを1ヶ月分、つけてもらえました。ほんと、大満足の結果になった感じです。まあお家賃ぎりぎりなので、がんばって稼がないといけませんが! あと卒業もしないとなりませんが……忘れてた!!