ボードレールはあかん

ボードレールに関する資料を図書館でたっぷり借りて読みましたが、全然だめです、好きになれなくてつらい……! わたしはフェミニストではありませんが、ボードレールの女性蔑視には反吐が出るっていうか、「なんで教会を女人禁制にしないの?(キョトン顔で)」「女が教会でなにすんの? うけるw」とか云ってるんですよあのクソ野郎マジでどんだけお母さん好きなんだよわかるけど、娼婦にしか欲情できないとかかわいそうすぎる、お母さんが神聖すぎるんでしょ! べつにいいけどどうでも! っておもってます。ああああしんどいボードレールについて読んでるとじんましん出そうになる

などと云ってもいられないのですが、とにかくボードレールのことは一旦諦めました……なにか他の勉強してるうちにボードレールにまた触れることもあるとおもうし、これから絵画とかもやるし、それでわかってくるかもしれないし、ボードレールの現代性とかさ……さいあく、夏のスクーリングで学友に会ったとき手助けしてもらおうとおもうんだ……

というわけで数日費やしてしまいましたが、文章論と文芸概論やっつけて、残り2課題は、来月に回してたデザイン概論あたりをやっちまおうとおもいます。詩論ほんと難関だなあ……勉強がこんなにつらいとおもったことなかったよ……。

昨日と一昨日は連休だったので、むすこを連れてあちこち出掛けました。金曜は電車で二駅のショッピングモールへ行き、おもちゃ屋さんとかうろうろして、映画でも観ようかーって話したけど観られるものもなかったので、ドーナツ食べて帰りました。夕飯久しぶりにちゃんと作って満足。昨日は湯島天神の梅まつりを見に行って、屋台でたこ焼きやわたあめやチョコバナナやあんず飴を買ってむしゃむしゃ食べたり、そのままわたしの職場である東大まで足をのばして、お茶を飲んで帰りました。たのしかったー。むすこはほんとうに、なんであんなに一緒にいてずーっとたのしくてうれしくて愉快で、いやな気持ちにならないんだろう? ということを考えてしまったわけですが、たぶんそれはわたしがいやだとおもうことを彼に「させない」ことができるからなんだろうな。

例えば相手が大人なら、なにかいやなことを云われたりされたりしたら、「ああこの人はこういう人なんだ」って勝手にガッカリするしかないわけですが、むすこだったら「そういうことは、やめようね」って云えるじゃないですか。もうそれは、親の権力をかざすような真似をして、「やめさせる」ことができるんですよね。なんか、こうやって書くと、すげえこわいんですけど……でもたぶんそれを世間的に「しつけ」っていうんですよね。それは、米粒をお茶碗に残してはいけないとか、なにかしてもらったらありがとうを云うとか、夜になったら階段をどすどす上がらないとか、わざとじゃなくても誰かに痛い思いをさせちゃったら謝るとか、まあそういうような、感謝をして、謙虚に、情緒的に生きてほしいだけなんですが、できない大人ってたくさんいるんだよなあ。と、おもいました。

やばい閉館時間だ! かえる!